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プライバシーを守るおしゃれな目隠しフェンスの高さと失敗しない選び方

家や庭で過ごしている時に通行人や近隣の視線が気になるなら目隠しフェンスがおすすめです。フェンスの設置には大がかりな工事は不要で新築でもリフォームでも場所を選ばず最短1日~の工事で設置できますが、設置する場所や高さを考えずに設置してしまうと侵入者にとって隠れやすい場所ができたり、隠したい場所が隠れず後悔することに。設置してから後悔しないためのポイントを4つご紹介します。

目隠しフェンスをつける目的を明確にする

大切なのはどこで何をしている時に誰から見られたくないのかをはっきりさせると「どこに」「どの高さの」「どんなデザイン」のフェンスが必要かわかります。

例えば・・
道路の通行人から庭で過ごしているところを見られたくない
玄関やリビングなど家の中を見られたくない
■洗濯物を見られたくない
■生け垣は管理が大変だから伐採してフェンスに変えたい
■古くなったブロック塀が倒れそうだからフェンスに変えたい
■近隣の方と視線が合うのが嫌

目隠しフェンス 施工事例 >>

 

必要な高さを考える

道路の通行人からの視線を遮りたい

180cm(人の身長)-10cm(目の高さ)=170cmあれば視線をカットできることになりますが、一般的には道路よりも建物を建てる地面の高さの方が高いケースが多いので道路から見て170cm~180cmあれば十分です。

必要なフェンスの高さの求め方は土留めブロックがある場合は道路側から見て

人の身長 - 土留めのブロックの高さ = 必要なフェンスの高さ となります。

ブロックの高さにもよりますがだいだい80cm~120cm程度必要になります。ただしブロックの上に設置できるフェンスの高さは基本的に120cmまでで、それ以上の高さのフェンスが必要な場合は地面に柱を埋める施工になります。

道路の通行人にデッキの上で過ごしている姿を見せたくない

お庭でバーベキューをしたり洗濯物を干している姿を見せたくない場合はさらに高いフェンスが必要です。

この場合に必要なフェンスの高さの求め方は庭から見て

人の身長 + デッキの高さ = 必要なフェンスの高さ となります。

デッキの高さは30cm以上あるケースが多くフェンスの高さは2m以上必要になります。高さが2mを超える場合は風を受けやすくなるので風が抜けるデザインを選んだり柱の間隔を狭くするなど工夫が必要です。

隣地から家の中をのぞかれたくない

隣の敷地から窓をのぞかれたくない場合は窓の高さに合わせて設置しましょう。

高さを絞ってピンポイントで目隠ししたい場合は柱の高さとフェンスの高さを別々に求めます。
①地面~窓の上まで=必要な柱の高さ
②窓の縦の長さ+20cm~30cm(隣地や設置する位置によって調整する必要あり)=必要なフェンスの高さ となり結果的に3M近い高さが必要になるので窓に目隠しの格子を付ける等の対策をした方が手軽で安価のケースが多くなります。

 

高さが高くなればその分金額が上がることがほとんどなので、深く考えずに金額だけで決めてしまうと”隠したかったところが隠せていない”やるだけ損”な工事になってしまいます。
あくまで必要な高さを維持した上で素材やメーカーを変えて比較検討されることをおすすめします。
また、外構工事の専門店で依頼する際に立面図や庭側からや道路側からなど色々な方面から見たイメージパースを作成してもらうと設置後のイメージしやすくなり失敗を防ぐことができます。

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素材を決める

素材によってデザインや耐久性が違うため素材選びも重要です。設置したい場所や高さに合った素材を選びましょう。

アルミ材

 

 

 

 

 

アルミ材のメリット

■軽く耐久性もありさびない
■デザインが豊富
■施工日数が短い
■工場で生産されているのでサイズの誤差がない
■メンテナンスフリー

 

人工木材

 

 

 

 

 

人工木材のメリット

■特殊加工で本物の木目を再現できる
■現場で組み立てするので色・サイズ・隙間の調整が1枚づつ自由にできる
■アルミ材にはない質感とカラーバリエーションも豊富
■アルミのフェンスよりもコストが安く抑えられる
■メンテナンススリー

 

木材

 

 

 

 

 

木材のメリット

■本物の木の温かさがある
■加工しやすい
■メンテナンスをすると古くなるほど味がでる

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デザインを決める

完全に見えないものから隙間のあるものまで豊富にあるデザインの中から設置する場所・好み・建物に合わせて選びましょう。

絶対に何もかも見せたくない人向き 完全目隠しタイプ

目隠し率100%で絶対見られたくない場所に。ブロックや地面との隙間を埋めるには専用の部材を使用したり植栽を植えるとしっかり目隠しできます。

 

 

 

 

 

ルーバータイプ

正面からの目隠し率ほぼ100パーセントですが、風が抜ける隙間があるので目隠ししたいけど風通は確保したい場所におすすめです。(見る角度によって見える場合があります。)

 

 

 

 

 

人気No.1 横格子・横板タイプ

目隠し率50%~80%ぐらいで板のサイズ・隙間の違いで見え方が異なります。完全に隠れないタイプですがフェンスの向こう側が確認できるという安心感があります。風通しもいいので風の強い場所にも設置可能です。また、目の詰まったタイプよりコストが低く抑えられるので広い範囲にも設置可能です。洋風の住宅にあわせやすいデザインで、道路と敷地の境界や隣地との境界におすすめです。また、お庭や玄関前などおしゃれに目隠しをしたい場所には木目のフェンスがおすすめです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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人気No.2 縦格子・縦板タイプ

目隠し率30%~90%で格子の太さや隙間で見え方が変わります。縦格子のメリットは雨がたまりにくく汚れにくいところや足がかかりにくいので外から侵入しづらいところです。また、縦格子は見る角度によって見え方が変わるのも特徴です。

 

 

 

 

 

 

 

縦格子や縦板は基本的には和風の建物に合わせますが、建物に使われている色に合わせると洋風の建物でも合います。

 

明るさ重視のパネルタイプ

目隠しフェンスのデメリットのひとつが光を遮って暗くなることですが、パネルタイプなら視線を遮って光を通すことができます。明るさが確保できるので圧迫感も軽減されるため庭やリビングの前など長時間滞在するような場所におすすめします。

 

 

 

 

 

その他

ピンポイントで目隠しをしたい場合は柱材を立てたり植栽や塀で隠す方法もあります。

 

 

 

 

 

最後に、プライバシーを確保するのは大切ですが外から全く見えなくなると隣人との関係が悪化したり防犯面でリスクが高くなるので隙間を作る・足元だけはあけておく・隠したい場所にピンポイントで設置するなど高さや距離をじっくり検討する事をおすすめします。

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