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お庭の必需品!メンテナンスフリーな人工木&天然木のウッドデッキ

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メンテナンスフリーなウッドデッキ素材

 ウッドデッキと言えば、昔は天然の木材を使用したものが主流で年1回塗装をして腐らないようにメンテナンスを必要としてました。

塗装で保護しないと数年で腐ってダメになってしまいます。塗装するのも時間と労力、さらに塗り直す度に費用がかかります。ウッドデッキを作りたいけど諦めていた方も少なくないと思います。

 そんなウッドデッキですが、現在は主流となっているのが木の粉を樹脂で固めた「人工木」を使ったデッキです。

また天然木でも「ハードウッド」と呼ばれる主に赤道付近に分布する広葉樹から作られた堅くて重い木材を使用したデッキが主流となっています。

「人工木」や「ハードウッド」は耐久性に優れメンテナンスもほとんどいらないためおススメです。

人工木デッキの特徴 メリット・デメリット

近年人気の高いウッドデッキ素材の「人工木」は木樹脂とも呼ばれ、木に似せて作られた樹脂製の材です。

天然木の風合いを出すため木の粉を混ぜて作られるものもあります。

腐らないウッドデッキ

 

人工木のメリット

天然の木材の老朽化を免れないという欠点を補い、主に樹脂でできているため腐ることは無く、色あせがあってもほぼ半永久的にご使用いただけます。

工場での大量生産が可能で、メーカーによってはお値打ちなものもあります。

 

デメリットとしては・・・

①木に似せてつくっていますが肌触りや風合いは天然木に劣ります。

②気温など環境により表面温度の変化が大きく、真夏など直射日光下ではデッキの表面温度が高くなります。

 裸足など素肌が直接触れるのは熱くて危険です。

③木樹脂の性質上、気温などの変化により反りや歪みが生じます。

 

天然木デッキで主流のハードウッドとは

「ハードウッド」は主に赤道付近に分布する広葉樹から作られた堅くて重い木材のことです。

代表的なものに「ウリン」「イペ」「セランガンバツ」「ジャラ」「イタウバ」などがあります。

それぞれハードウッドの中でも特徴があり、耐久年数に若干の違いがあります。

ノーメンテナンスで20~30年もつと言われるものもあります。

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ハードウッドのメリット

 なんといっても耐久年数が長いことがメリットです。一般的な木材だと定期的な塗装等の防腐処理が必要ですが、ハードウッドは基本的には不要です。

 天然木がもつ風合いや肌触り、木の香りなど視覚的・感覚的に癒されます。

 人工木で取り上げた「表面温度の上昇」は天然木には無く、真夏も快適です。

 木材なのでのこぎりなどで加工が可能で、DIYでご自身で作る事も可能です。(使用する道具には注意が必要です。)

ハードウッドのデメリット

 堅くて重い木材なので運搬が大変なことと、組立や加工にはハードウッドに対応したものを使用しないと道具がダメになってしまう事もあります。

 輸入ものなので供給が不安定なものもあり値段も変動があります。

 ハードウッドに限ったことではありませんが、天然木の性質上、反り・曲がり・色むら・ピンホール・灰汁などが発生します。

 

代表的なハードウッド「ウリン」

 

その他のおススメウッドデッキ素材

「人工木」や「ハードウッド」以外にもおススメのウッドデッキ素材があります。

杉などそれだけでは耐久性の短い木材を、特殊な加工をすることによって耐久性を向上させた木材です。

 

①エコアコールウッド

 国産の杉材に低分子フェノール樹脂を注入した木材です。耐久年数は17年~(理論上は90年もつと言われています。)

 人や動物にも無害なので安心して使用できます。

 また、国産の為、供給も安定しておりハードウッドに比べて安価です。

 柔らかく加工性も良く、地の色が薄いので塗装が可能で、着色にも向いています。

②タンモクウッド

 薬剤を使用せず特殊高温処理を施した腐りに強い炭化木材です。

 特殊な窯で加工することにより、木の中の水分を極限まで抜き、腐朽の原因となる細胞を分解させることで防腐効果を高めた木材です。

 

各種取り扱いしておりますのでお好みの素材でウッドデッキを作ってみてはいかがでしょうか?

 

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