外構業者がおすすめする車の盗難に役立つ防犯を意識したシャッターなどのおしゃれなカーゲート5選
日本損害保険協会の調査によると2023年の車両本体盗難に遭っている車の車種
ワースト1はトヨタのランドクルーザー
ワースト2はトヨタのプリウス
ワースト3はトヨタのアルファード
また、レクサスLXなどもよく狙われているようです。
事件が発生した都道府県
ワースト1は千葉県
ワースト2は愛知県
ワースト3は埼玉県
盗難される時間帯は約半数が夜間つまり自宅の駐車場に置いてある時間帯となります。
90%近くが施錠された状態で被害に遭い純正のイモビライザーやGPS装置などが破壊されて盗まれているそうです。
そして犯罪者が嫌がるのは音・光・人の目そして犯行を終えるまでに時間がかかることだそうです。
それを元に犯罪の被害者になる前にしっかりと対策をしておきましょう。
この記事では大切な車が盗まれるリスクを下げるのにおすすめのカーゲートの種類や商品の特徴を設置コストの低い順にご紹介します。
カーゲートを設置するメリットとデメリット
メリット
他人が車に近づきにくくなる
人や車が敷地に侵入できなくなる
子供やペットの飛び出しを防げる
デメリット
設置にコストと時間がかかる
開閉が面倒になる
駐車スペースが狭くなる
アコーデイオン
【伸縮タイプ】
設置コスト★☆☆☆☆アコーデイオン・伸縮門扉・カーテンゲート・じゃばら門扉などと呼ばれているもので楽器のアコーデイオンのように伸びたり縮んだりして開閉するゲートのことです。
間口は1m~最大10mまであり高さは1m~1.4mぐらいが一般的で、片開き・親子開き・両開きがあり設置したい場所に合わせて選ぶことができます。開閉は手動ですが比較的安価で省スペースで設置ができるので後付けされる場合に選ばれる方が多いです。
間口の広い場所・傾斜地・角地に対応する商品もありシャッターや跳ね上げ門扉を設置するのが難しいところにに設置できるのも人気の理由のひとつです。
角地タイプ(木目調)
強い風でゲートが伸びてしまい道路などにはみ出すことや車に傷がつくのが心配な方はガイドレールや落とし棒のあるタイプだと安心です。
キャスターについてです。キャスターがあった方が少ない力で開閉が可能ですが設置する場所がコンクリートで舗装されていなかったり凸凹・傾斜がある場合はスムーズにキャスターが動かないためキャスターがないノンキャスターをおすすめします。
デザイン性が低く若年層には不人気でしたが木目調のおしゃれな伸縮門扉も選択できるようになりました。施錠ができて開閉に手間と時間がかかりキャスターが地面を走る音がするので犯人から嫌がられる可能性が高いという意味では防犯性は高いと言えます。
オーバードア
【跳ね上げタイプ】
設置コスト★★☆☆☆ 参考価格 2台用で30万円~40万円
CLOSE OPEN
跳ね上げゲートとは本体を上げ下げして開閉するタイプのゲートです。間口は1台用(2.5m)~2台用(6m)があり、高さは1m~1.2mの商品が一般的です。開閉は手動と電動があり車から降りずにリモコンひとつで開閉できる電動タイプが人気です。また、オーバードアと門扉が一体型したタイプもあり少ないスペースで車と人の動線を分けることができるので間口の狭い敷地でクローズ外構にしたいという方におすすめです。
門扉一体型の跳ね上げ門扉
本体のデザインは洋風にも和風にも合わせやすい縦格子タイプ・横格子タイプがあり木目調でおしゃれな物が多くフェンスや門扉とトータルコーディネートが可能です。ゲートが上に上がるためカーポートがすでにある場合は干渉する可能性があります。また、電動タイプの場合は配線工事が必要なため工事の期間が長くなり予算がUPするとこも覚えておかなくてはいけません。施錠ができないことと高さがあまり高くなく本体を乗り越えて侵入されるリスクと開閉にかかる時間が短く音も静かなので操作方法などを知っている人には簡単に開けられてしまう可能性がありますがシャッターなどの大型ゲートに比べて安価なことやデザイン性の高さから需要は高いです。
スライドゲート【引き戸タイプ】
設置コスト★★★☆☆
スライドゲートとは扉がレールの上を左右にスライドして開閉するタイプのゲートです。間口サイズは1台用(2.5m)~2台用(6m)まであり本体の高さは1.2m~1.4m程度が一般的で門扉と一体型もあります。扉が伸縮せずそのままスライドするため引き戸の横幅のおよそ倍のスペース(最低でも5m)が必要になるため間口に余裕のある敷地に向いています。開閉は手動と電動があり手動の場合はレバーを握りスライドするだけの簡単な操作で施錠も可能なので幅広い世代の人に使いやすく防犯面でも安心です。
シャッター 【巻き上げタイプ】
設置コスト★★★★☆ 2台用で200万円~
シャッターとはアルミやステンレス製の扉を巻き上げて開閉する扉です。サイズは1台用と2台用がありそれ以上のサイズが必要な場合は横に連結して設置します。目隠し効果のないパイプタイプと半分目隠しタイプがあります。パイプタイプはデザイン性が高い上に駐車スペースの中がよく見えるため隠れる場所が少なくなるため防犯におすすめです。
高さは2m以上あり人の身長より高いため乗り越えて侵入することは困難で、台風などの強風で物が飛んできても車が傷がつきにくく安心感があります。開閉は手動と電動があり、手動の場合は施錠が可能で開閉に少し時間もかかり音も出るため車を盗むことを諦める可能性が高くなります。電動はリモコンやスイッチで開閉できるためとても便利ですが、本体やリモコンでシャッターを開けられてしまうと簡単に盗まれてしまう可能性があるためその他にも対策をする必要があります。
設置スペースが必要なことと傾斜地での設置ができないケースがあること、定期的なメンテナンスが必要で設置コストの高さが問題ではありますが、デザイン性と昔からあるスタイルが他の商品にはない安心感がありハイクローズ外構に適した商品です。
建物と同じタイルを張ることができるシャッター
1台用パイプタイプ
スライディングゲート
【上吊り折れ戸タイプ】
設置コスト★★★★★
スライディングゲートとは上吊り式の大型の折れ戸です。間口サイズは1台用と2台用があり高さは2.5m程度が一般的で手動と電動のタイプが選べます。
無機質なアルミ色だけでなく木目調のおしゃれなものもあり高級志向でデザイン性が高くおしゃれなハイクローズ外構に適しています。扉のデザインは隙間があり中が見える格子タイプと隙間がなく中が見えないタイプがあり目隠しタイプは車そのものを隠すこともできます。
縦格子タイプ 2台用(手動)
目隠しタイプ 2台用(電動)
セキュリティ面ではピッキングに強いシリンダー錠で施錠ができるなど車の盗難を防止するために適した商品と言えます。扉の開閉については電動でも少し時間がかかるため狙われにくくなる可能性は上がります。設置にコストがかかることや設置スペースが必要ですが、今回ご紹介するゲートの中ではデザイン性・防犯性が共に優れた最強ゲートと言えます。