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土間コンクリート舗装

コンクリート舗装の仕上げ方とコンクリートの色むらについて

コンクリート舗装の仕上げ方とコンクリートの色むらについて

コンクリートの仕上げ方法の種類とメリット・デメリット

金鏝仕上げ(かなごてしあげ)

 コンクリートの表面を鏝(こて)を使い滑らかに仕上げる方法。一般的なコンクリートの仕上げ方はこの方法です。

 メリット・・・土間コンクリート舗装の施工技術が一番出る方法で、仕上がりがきれいです。
デメリット・・・施工技術に関係なく「色むら」ができることがあります。表面がツルっとしているため他の方法に比べて滑りやすい。

刷毛引き仕上げ(はけびきしあげ)

 金鏝で表面を平らにし乾ききる前に刷毛を引いて細かい線(筋)を入れ意図的に表面をざらざらに仕上げます。
コンクリートの勾配が急な場合など滑り止めの効果もあります。


 メリット・・・刷毛を引くことによりすべり止めの効果が得れること、色むらが分かりにくいことがメリットです。
 デメリット・・・表面がざらつく為、汚れが残りやすい。

洗い出し仕上げ

 コンクリートの表面を洗い流し中の砂利の粒を浮き出させる仕上方です。

 メリット・・・コンクリートの骨材(砂利)を浮き出させることによりコンクリートに色味が生まれ、アクセントに使うなどデザイン性を表現することが可能です。ざらつきによるすべり止め効果も。
デメリット・・・表面に浮き出させた砂利が取れることがある。汚れが残りやすい。砂利の色味は選択できません。(地域によって異なる)

その他特殊仕上げ(カラーコンクリート・スタンプコンクリート)

 コンクリートに色粉を混ぜて色を付けて、平らに均し乾ききる前に型を押し当てて模様をつける方法です。
また、コンクリートを金鏝で仕上げて乾いた後に専用の塗料でカラーリングする仕上げ方もあります。
↓四国化成エクランを使用した現場

メリット・・・デザイン性を表現できる、コンクリートの無機質な感じを好まない方におススメ。
デメリット・・・費用がかかる。経年劣化で色あせの可能性がある。

コンクリートの性質と色むらなどについて

コンクリートの色むら

コンクリート舗装の施工後にお施主様よりご指摘があるのがコンクリートの「色むら」についてです。

 程度は現場によって異なりますが、コンクリート舗装金鏝仕上では「色むら」ができることがあります。この色むらは原因がはっきりしておらず完全に発生を防ぐことはできない状況です。
 原因となる可能性を言われているのは、コンクリートを作る過程での不純物だとか、コンクリートの水分量や打設後の表面に残った水分が問題だとか、コンクリートの下の地面の水はけが悪いのではないかとか、化学反応により固まるコンクリートなのでその過程で何か起きているのではと様々あります。実証実験により、下地の水分量が多いほどムラが出やすいという事の証明はされているようですが、確実に出るわけではなく、水分量が少なくても出ることはあるようです。
100%これが原因だという確証が無いので、可能性となることを一個一個潰していくことしかできません。「色むら」についてはコンクリート舗装にはある程度「付き物」としてお考えいただきたいものです。

色むらへの対策と出た場合の対処方法

 コンクリートの色むらへの対策として私たちができることは現状「雨天などの天候の悪い時は避ける」ということ。前項での内容から、水分を多く含んだ下地の場合は適切に処理を行ってから打設すること。対策としては寂しいですが、原因がはっきりしていない以上、予防することができないのが現実です。
 仮に色むらになってしまった場合、時間の経過でムラが薄まっていくことがありますので一旦経過を観察します。日光の当たり具合などでも状況は変わります。
それでも色むらが気になるようであれば対処方法は以下のとおりです。

1、土間補修用塗料でムラを塗り隠す

 土間コンクリート専用の補修塗料を使用し色むらを塗り隠す方法です。この場合は標準的なコンクリートの色に比べて変わってしまうので土間全体を塗る必要があります。又、専用の塗料であれば接着力はあるので剥がれることはまずないですが経年劣化で摩耗する可能性はあります。
 面積にもよりますが2,3日で施工ができ、塗装後約1日乾燥させれば車も駐車可能です。

2、土間を壊してやり直す

 この方法は「最終手段」です。壊してやり直すため費用と工期がかかります。また、壊すことでの騒音も発生します。壊してコンクリートを打ち直して乾燥養生も含めると1週間以上は駐車ができなくなります。
 また、やり直しても結局施工方法は変わらないためまた同じ色むらができる可能性は否定できません。

どちらの方法にしても、一般的には施工した外構業者が無償で対応することはありません。よほど施工に不備がない限りは土間の色むらについては保証対象外になります。
 土間コンクリートの色むらを心配されるのであれば「金鏝仕上」ではなく「刷毛引き仕上げ」や「洗い出し仕上げ」などにすると色むらが目立たなかったり、なりにくいのであえて「金鏝仕上げ」を選択しないというのも一つの手です。

 最後に年間に何十件とコンクリートの施工を請け負っております。きれいなコンクリートができるように日々努力しており、ムラになることが職人の技量の問題だと思われてしまいがちですが、決してそのようなことはございません。ムラができたとしても社内基準を順守した強度のあるコンクリート舗装です。安心してご利用いただけたらと思います。

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