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草取りの時間を激減できる|手間のかからないお庭の雑草対策

1)「雑草の根絶方法と除草作業の種類」

 春になり気温が上がり、日照時間が長くなるにつれて雑草が増えていきます。

 そのまま放置すると庭全体に広がりお庭の景観が損なわれてしまいますので、 そうなる前に除草作業をしましょう。

除草作業の方法としては

 ①手や鎌を使って抜き取る

        時間と労力が掛かる

  ②刈払い機を使って刈る

      根っこが残り数日後には生えてくる

 ③除草剤を散布して枯らす。

     雑草以外の樹木などに影響を及ぼす

 以上のように除草作業は手間が掛かる上に真夏の除草作業は熱中症の危険もあるため、手間のかからない お庭の雑草対策の方法を紹介します。

2)雑草対策方法①

  「防草シート+砂利敷」

 この方法が一番安価で工事費用が抑えられます。

  防草シートは、日光を遮断して草の発芽と成長を 抑制します。
ただし、厚さが薄かったり網目の物などはシートを敷いても雑草が生えてくる虞があります。
また、雑草の種類(葦・スギナなど)によっては防草シートが効かない場合もありますので注意が必要です。

 シートには透水性があるので樹木の周りにも敷けます。
砂利敷きは防草シートの押さえ・劣化の保護の為にも敷く事をお勧めします。

 敷き厚は5cm程度が目安です。

 お庭の景観を考慮して化粧砂利や防犯を考慮して踏むと音がする砂利などもあります。

 ※防草シートは100%雑草を生えなくできるものではありません。
シートの縁や重ね部分・ブロックや建物との隙間・風で砂利の上に飛んできた種が発芽する場合があります。

重要なポイント!

 ■施工前に除草して生えている雑草の種類を確認

防草シートを張る前に、既設の雑草は刈り取りましょう。
除草しても土の中にはまだ根や種が残っていることもお忘れなく。
除草後に整地して平らにすることもとても大切です。

 ※貫通力の強い雑草(葦・スギナなど)が生えているようであれば、土の入れ替えやより強力なシートにする必要があります。

 ■防草シートの質や厚み

  安価なものは雑草が突き抜けてはえてくるので要チェックです。

薄いため軽く持ち運びや加工は簡単ですが、紫外線による劣化が早くり織り目の隙間から雑草が生えやすいのがデメリットで、2~3年で張り替えが必要になるケースが多いです。

<弊社標準仕様の不織布の防草シート>

ヨシやスギナなどの最強クラスの雑草にも対応可能です!

<不織布シートを敷いたところ>

しかし作業に慣れない方には切ったり敷いたりする際扱いにく感じたり、整地が不十分なところに防草シートを敷いてから人工芝を敷く場合にはハリがありすぎてシワの原因になる場合があるので実際に商品を触って確認するのがおすすめです。

 ■上に敷く砂利の粒の大きさ

 砂利の粒子が細かい砂状のものが多いと、そこに雑草が生える場合があります。
<粒の大きな砂利>

 

3)雑草対策方法② 「コンクリートなどによる舗装」

   防草シート+砂利敷きよりも雑草対策に効果があります。

  コンクリート舗装は駐車スペースや通路には施工しますが、景観を考慮するとお庭にはあまりお勧めできません。また、透水性がないので排水の事も考えなければいけません。

   そこで真砂土です。

   真砂土は花崗岩が風化して出来た砂とセメントなどを混ぜた物でコンクリートよりも透水性があり、砂利敷きよりも歩きやすく、コンクリート舗装よりも地表面が熱くなりません。

   見た目は土の風合いなのでお庭にお勧めです。

4)雑草対策方法③ 「レンガ・天然石・コンクリート平板による舗装」

   施工費用は高いですが、お庭をデザイン出来ます。

   レンガ・天然石・コンクリート製平板などは割れたりしない限り雑草が

   生えてくることはありません。また、下地舗装も行いますので人が歩いたり

   自転車程度の軽車両が通行しても敷材が下がる事はありません。

   敷材は様々な色・デザインがありますので、美しいお庭に仕上げれます。

雑草対策にも様々な方法がありますので、上に紹介した方法を組み合わせて

手間が掛からずステキなお庭にリホームしてみてはいかがでしょうか。

 

 

 

 

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