グランドカバーによる自然な雑草対策【ナチュラルガーデンのすすめ③】
グランドカバープランツを使って自然な雑草対策をしよう!
お庭の手入れで一番大変なのは「雑草取り」ですよね?防草シートや砂利を敷くとかコンクリートで固めてしまうなど色々雑草の対策はありますがそれぞれ景観や効果に問題があったり費用が高かったりします。そんな雑草対策を自然で景観・環境に配慮した方法「グランドカバー」でやってみてはいかがでしょうか?今回は植物で地面を覆うことによる雑草対策をご提案いたします。
グランドカバープランツ(地被植物)とは?
グランドカバープランツ(地被植物)とは、簡単に言うと地面を這う・覆うように広がりながら成長する植物のことを言います。いろいろな植物があり花が咲くものもありますが人によっては雑草と同じに見られてしまう場合もあります・・・。芝生なんかも大まかにいえばグランドカバーの一種と言えます。
グランドカバーの効果・利点
①グランドカバーが地面を覆うことによって、雑草が生えるスペースを無くし雑草が生えにくくすることができます。
②植物なので地表の温度上昇を抑え地球の温暖化対策にもなります。
③横に広がる性質の植物を成長を見越して間隔をあけて植えるので植える量も少なく済み経済的。
④何よりも緑で覆われることにより視覚的な癒し効果があります。
お勧めのグランドカバープランツ
イワダレソウ「クラピア」
「クラピア」は、イワダレソウの改良品種で、柔らかな葉茎が高速で被覆し、美しく密なグリーンカーペットを作ります。成長が早いので1㎡に6個植えれば1シーズン(春から秋)でおおよそ全面覆います。立ち上がりも少なく、踏まれることにも強いので芝生のように庭に植えることも可能です。
防草植栽シートを敷くことで雑草が生えることを抑制しながらクラピアだけを成長させることが可能。1㎡に6個間隔を空けて植えます。
その他、おすすめのグランドカバープランツ
・ダイコンドラ
丸いシルバーリーフが特徴的なグランドカバーです。
・クリーピングタイム
ハーブでおなじみのタイムの中で丈の短い横に広がるタイプです。生育旺盛なので勝手にぐんぐん広がります。
・セダム
多肉植物の一種でセダムといっても色々な品種があり色合いも様々です。乾燥に強い。
・クローバー
草原によく生えているクローバーは雑草とみられがちですが立派なグランドカバーです。クローバーの丸い葉っぱはかわいい印象をあたえます。
いろいろなグランドカバープランツがありますが基本的に生育が旺盛で地面に広がる植物なので放っておくとどんどん広がり逆に手に負えなくなる場合がありますので最低限の管理は必要です。