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外構・お庭のメンテナンス方法のご紹介

お庭・外構の経年劣化とメンテナンス方法

お庭や外構を新設やリフォームをしてきれいになってその時は満足頂いていても、年月が経てばどんなものも劣化していく物です。劣化を味わいとして捉えることも出来ますが、汚れなどは気持ちいい物ではありません。今回は、そんなお庭・外構のメンテナンス方法をご紹介いたします。

 「汚れ」

一般的に汚れと言っても様々ありますが、泥やほこりなどがコンクリート製品やレンガ・石材などの表面に付着し、雨水などの水分にと共に浸透・定着することで汚れとなります。又、カビや苔が繁殖して黒ずみになる場合もあります。

対処方法

軽度の汚れや黒ずみは専用の除去剤を使えば除去できます。

長年放置したような汚れ・黒ずみの場合は除去剤と合わせて高圧洗浄にて洗い流すと良いです。尚、高圧洗浄も強すぎると素材を痛めてしまうことがありますので注意が必要です

汚れ除去剤・・・アルクリーナーなど

 

 

 「錆(サビ)」

石材は雨などで酸化することにより錆が生じる場合があります。自然な現象なので錆を趣・味わいと感じることもできますが好まれないは錆を除去(軽減)することも可能です。

 対処方法

石材などの内部に含まれる鉄分が湿気や雨水に反応して錆が発生します。発生したサビはサビ除去剤を用いて取り除くことができます。又、サビの発生を予防したい場合は吸水防止剤を使用し水分が染み込まないようにすることで予防できます。

サビ除去剤・・・サビクリーンなど

 

 

 

 「白華現象」

白い粉状の物質が付着することがあります。これは白華と呼ばれ、コンクリートやモルタルなどセメントを使用することで起こる現象です。セメントに含まれたアルカリ・カルシウム成分が雨など染みこんだ水分に反応して生じます。耐久性にを損なう物ではありませんが見た目にきれいな物ではありません。

白華現象

 

対処方法

除去方法・・・専用白華除去剤 リケミックACなど

予防策・・・白華抑制剤(吸水防止剤) マクサムなど

 

 

※ご紹介した除去剤等は一般のご家庭用としては量が多く高価なのと素材によって使用するものが異なる場合がありますので施工店にご相談ご依頼した方が良いでしょう。


デッキなどの天然木材の掃除方法・汚れ落とし

天然木のデッキやフェンス等も経年劣化により汚れ・変色してきます。

木材の汚れ

 

対処方法

耐久性の強い種類の天然木でも保護用に塗装すると良いです。色を付けるのが嫌な場合はクリアタイプもあります。

汚れの除去におすすめ商品・・・「オスモ ウッドリバイバージェル」 灰色化した木部のアクや汚れを落とします。水洗いしたのちジェルを塗りブラッシングしながら洗い流します。

 


永くきれいに保つ保護材のご紹介

泥やほこりなどがコンクリート製品やレンガ・石材などの表面に付着し、そこに雨水などの水分がかかり泥やほこりに浸透し定着することで汚れとなります。

基本的に雨などの水分をコンクリートや石などが吸収することにより酸化・白華・カビが発生します。なのできれいに保つためには水分を吸収しないようにすることが重要です。

 水分を吸収しないようにする「吸水防止材」・・・ブロック・レンガ・石材など

 

 塗装面の保護には「トップコート」

塗装した門壁などが雨だれなどで汚れているのをよく見かけると思います。特に北向きなど日当たりが悪い場所だと汚れやすくなります。

塗装の汚れは一番見苦しいものですので塗装で仕上げる際は「トップコート剤」で保護することをお勧めします。このトップコートは一回でずっと効き目があるわけではありませんので定期的な対応が必要です。

 

 

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