自分でもできる!庭木の剪定 方法とコツ
庭木の剪定の目的
お庭にある木々は毎年、四季とともに葉を付け、枝を伸ばします。
樹種によって適当な時期に剪定を行うことで木の形を作り、風通しを良くし生長を促し樹勢を保ち、病気や害虫の対策をすることが出来ます。
剪定をすることによって、見た目もすっきりとし太陽の光も入るようになる為、庭を美しく維持することが出来ます。
一般的には庭師や造園会社に頼んで剪定してもらいますが、規模や木の高さによっては自分でも可能なのでできる範囲でやってみてはいかがでしょうか?
基本の剪定方法
ひとえに剪定といっても望む形や樹種によって様々です。
ここでは大きく2つに分類して説明します。
①それぞれの枝を切り形を整える(通常の剪定)
主に刈り揃えてある中低木以外の枝作りされている樹木で行います。
②枝や葉を全体に刈り込む
丸く形作られている樹木、四角など角を付けて仕立ててあるもの、生垣、目隠しの樹木などに行います。
剪定の方法と注意点
■「不要枝(ふようし)」「忌み枝(いみえだ)」と呼ばれる枝を剪定する
徒長枝、絡み枝、逆さになっている枝、根元から生えている枝(ヤゴ・ひこばえ)は剪定します。
■剪定する枝は枝の根元で切って、切残しが無いようにする
■翌年に枝が伸びた際に形を乱す可能性がある枝を剪定する
■剪定後の状態が「円すい状」なるように末広がりに仕上げる
■樹種によっては(モミジ・カエデ類など)切ったら切った分、伸び方がきつくなり樹形を乱すので重く濃く見える部分は枝を切らずに葉をむしって済ませた方が良い
刈り込みの方法と注意点
■刈り込みは両手ばさみ、電動やエンジン式のバリカンなどで枝を刈り揃えます。
一度、ある程度の形を作っておけば翌年からはそれ以上に伸びたところを切り詰めるだけで済むので楽です。
■コニファーなど針葉樹を切り詰めすぎると、新しい芽が吹かなくなるものが多いので注意が必要です。